元利均等と元金均等、金利上昇に強いのはどっち?返済額と利息で比べる

2026年10月 公開

住宅ローンの返し方には「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。金利が上がったとき、どちらが有利なのか。4,000万円・35年・金利1.0%で比べました。

2つの返し方の違い

元利均等元金均等
毎月の返済額一定最初が多く、だんだん減る
初回の返済額112,915円128,571円
利息の総額(金利が変わらない場合)約742万円約702万円
5年ルール・125%ルールあることが多いない
未払利息金利が大きく上がると発生しうる発生しない

元金均等は、毎月返す元金が同じ額(4,000万円÷420回=約95,238円)で、そこにその月の利息が加わります。残高が減るほど利息も減るので、返済額はだんだん少なくなります。

金利が上がった場合の比較

金利の動き返し方最大の月々返済額利息の総額
ゆるやかに上昇
3年後1.5%→8年後2.0%→15年後2.5%
元利均等137,337円約1,495万円
元金均等146,666円約1,319万円
急に上昇
1年後2%→3年後3%→5年後4%
元利均等197,934円約3,333万円
元金均等209,523円約2,466万円

当サイトのシミュレーターで計算。4,000万円・35年・当初金利1.0%・ボーナス払いなし。元利均等は5年ルール・125%ルールあり。

利息の総額は、どちらの場合も元金均等のほうが少なくなります。急に上昇する場合の差は約867万円です。元金均等は最初から元金を多く返すので、金利が上がる時点の残高が小さく、上がった金利がかかる額も小さくなるためです。

一方で、月々の返済額の最大は元金均等のほうが高くなります。元金均等には5年ルールがないので、金利が上がると翌月から返済額に反映されます。元利均等は5年ルールで返済額の上昇が先送りされますが、その間に利息の割合が増え、総額は大きくなります。

どちらを選ぶか

元利均等を選んでも、余裕があるときに繰上返済をすれば、残高を早く減らして金利上昇の影響を小さくできます。なお、金融機関によっては元金均等を選べない場合があります。

5年ルールと未払利息について

元利均等の5年ルールや、利息が返済額を超えたときに発生する未払利息は、5年ルール・125%ルールとはと未払利息とはで詳しく説明しています。

元利均等と元金均等を自分の条件で比べる →

シミュレーターの「詳しい条件」で、返済方法を切り替えられます。